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障害者の語り「テレビに出るのは親のエゴだ」

アクセスジョブ 川崎
支援員の植田です。
 
 
eテレ(教育テレビ)を中心に障害者やその保護者が出るテレビがあります。
 
 
鼻から呼吸器を入れた車椅子の子、
横になったままだけどおしゃべりは上手な子、
小さい子どもの障害者とその親が出演したりします。
そして、しゃべるのは保護者。
当事者はただカメラを向けられます。
 
 
自身に障害がある青年が鼻息荒く、言いました。
「この親たちはエゴだ。 子どもたちがテレビに出てもいいのか確認をしていない。」
 
 
私は言いました。
「この親たちは、今、不自由を感じていて、
子どもが大きくなってからでは間に合わないので
今子どもの代わりに声をあげているんですよ。」
 
 
青年は言いました。
「でも、この子たちはきっと後で、
自分がこういう姿でテレビに映った姿を見てすごく嫌だと思う。」
 
 
私は言いました。
「でも、一生、自分の言葉で自分の気持ちを言えない子もいるだろうから
子どものことを365日見て知っている親が代弁して、
何か主張してもいいんじゃないのかなあ?」
 
 
すると青年は、
「この中でこうやって自分でしゃべっている子は
自分で納得して出演していると思う。
でも、そのほかのここにいる子どもたちは
まだ自分で出演していることをわかっていない。
それはやっぱり、親のエゴだ。」
 
 
そりゃそうだ。
その通りですよね。
 
 
結局、親の自分が今困っていることを
親の意思で主張しているに過ぎないのです。
親の主観にすぎないのです。
親が大人の眼で見て、 こういうことは不公平だとか、
こういうことに憤りを感じるとか、 こういうところが不便だとか、
親の主張をテレビで出しているんですよね。
親自身が感じた不便さを訴えているわけです。
もちろん、親が侮辱を受けたと感じれば
子どもも侮辱を受けているのかもしれないし、
親が不便を感じているとしたら、
きっと子どもも同じように不便を感じるのかもしれませんが。
 
 
「子どもが大きくなってからでは間に合わない。
子どもが大人になった時に
よりよい社会になってほしい・・・」
大人たちはそう思って頑張っているのだけれど、
当事者たちはほんとうにそれを望んでいるのかな?
私たちの障害観はほんとうに正しいのかな?
ひとりよがりの思い込みがあるから
今もうまくいっていないことが沢山あるんじゃないのかな?
 
 
とにかく事実なのは、この青年が言うように、
大人がしていることは当事者本人に確認していないことばかりだということ。
 
 
「こういうところがテレビは嫌なんだ」
と青年が言いました。
 
 
障害者の当事者がそう言っているのだから、
少なくともこれはひとつの事実です。
私は深く納得しました。
 
 
障害者としての不便さとか不平等さとか、
そういうことはテレビで訴えていいと思います。
ただ、それは、 親の目線で、第三者の意見として、
「一般論ですが」「親の意見ですが」と断ってから訴えてほしい。
 
 
当事者にはまた別の声がある! これは当事者の考えではない!
ということをわきまえた上で発信するべきなんだなあ、
と気づかされました。
 
 
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